「締め切り」と「締切」はどちらを書く?使い分けと表記ルール

表記・送り仮名

一般的な文章なら「締め切り」と書くと分かりやすいでしょう。公用文では「締切り」という表記が示されており、「締切」は「締切日」「応募締切」のような項目名・複合語で使われます。

たとえば、普通の文章なら、

申し込みの締め切りは5月10日です。

公用文上の省略表記なら、

締切り

項目名なら、

締切日
応募締切

のように書かれます。

つまり、「締め切り」「締切り」「締切」は同じ場面で一律に使うのではなく、文章中の名詞か、項目名・複合語かを見て判断します。

「締め切り」「締切り」「締切」の基本ルール

「締め切り」は、「締め切る」の名詞形として送り仮名を付けた形です。

一方、公用文では、読み間違えるおそれのない活用のない複合語について送り仮名を一部省くことがあります。

その対象語として、

締切り

が示されています。

「締め切り」は一般的な文章で使いやすい

普通の文章では、

申し込みの締め切り
応募の締め切り
提出の締め切り

のように書くと分かりやすくなります。

たとえば、

応募の締め切りは今月末です。

申し込みの締め切りを延長しました。

提出の締め切りをご確認ください。

のような形です。

メールや一般向けの記事など、特別な表記指定がなければ「締め切り」を使いやすいでしょう。

「締切り」は公用文で示される表記

公用文では、

締切り

という表記が示されています。

文化庁系の公用文資料では、送り仮名を省く語の一覧に「締切り」が含まれています。

つまり、

締め切り → 締切り

と、途中の「め」を省く形です。

「締切」は項目名・複合語で使われる

「締切」は、

締切日
応募締切
申込締切

のような形でよく使われます。

実際、厚生労働省の地方厚生局でも、

各種申請・届出等の締切日について

という表記が使われています。

この場合は、「締め切り」という普通の名詞をそのまま省略したというより、項目名・複合語として「締切」が定着していると考えると分かりやすくなります。

場面別ではどう使い分ける?

一般的な文章・メールでは「締め切り」

自分で普通の文章を書くなら、

締め切り

を使うと分かりやすくなります。

たとえば、

応募の締め切りは10月31日です。

提出の締め切りを過ぎています。

申し込みの締め切りについてご案内します。

のように書けます。

項目名・見出しでは「締切」が使われる

フォームや募集案内などでは、

応募締切
申込締切
締切日

という表記がよく使われます。

官公庁の現在の公募案内でも、「締切日」という項目名が使われています。

見出しや一覧表では、短く表示できる「締切」が採用されやすい形です。

公用文の基準では「締切り」

公用文の送り仮名の基準に従う場合は、

締切り

が省略形として示されています。

したがって、

公用文では「締切」が正式

と単純に覚えるのは適切ではありません。

公用文上の省略形「締切り」と、項目名などの「締切」は分けて考えます。

「締切り」と「締切」はどう違う?

「締切り」は送り仮名を一部省いた形

「締切り」は、

締め切り → 締切り

と途中の送り仮名を省いた形です。

公用文で使う表記として示されています。

「締切」は項目名・複合語として使われる

一方、「締切」は、

締切日
応募締切

など、別の語と結び付いた形や短い項目名で使われます。

厚生労働省系の現在の案内でも「締切日」が使われているため、「締切」自体が誤表記というわけではありません。

動詞ではどう書く?

動詞は「締め切る」

動詞として使う場合は、

募集を締め切る。

申し込みを締め切りました。

のように書きます。

名詞で「締切り」や「締切」が使われていても、動詞まで同じ形にはしません。

「締切る」を基本形にしない

たとえば、

応募締切

という項目名があっても、

応募を締切る。

と機械的に書くのではなく、

応募を締め切る。

とします。

名詞と動詞は分けて判断します。

表記を決めるときの注意点

「公用文=締切」ではない

文化庁系の公用文資料で示されている省略形は、

締切り

です。

そのため、「公用文だから全部送り仮名を省いて締切」と考えないようにします。

項目名では「締切」をそのまま使える

募集要項や申請画面などで、

応募締切
締切日

と決められている場合は、その表記をそのまま使います。

本文を「締め切り」にしていても、項目名まで変更する必要はありません。

同じ役割では表記をそろえる

本文中で理由なく、

応募の締め切り
提出の締切

と混在させると、表記揺れに見えます。

一般文なら「締め切り」、項目名なら「締切」など、役割ごとにそろえると読みやすくなります。

迷ったときの判断基準

書く場面表記の目安
普通の文章締め切り
メール本文締め切り
一般向けの記事締め切り
公用文の省略表記締切り
締切日・応募締切など締切
フォーム・一覧の項目名締切
動詞締め切る

一般的な文章なら「締め切り」、公用文の表記基準では「締切り」、「締切日」「応募締切」のような項目名・複合語では「締切」と考えると整理しやすくなります。

特にこの語は、「締切り」と「締切」を同じものとして扱わないことがポイントです。

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