送り仮名を付けた基本の形は「売り上げ」です。「売上げ」「売上」も使われ、一般向けの文章では「売り上げ」、会計・事務用語や「売上高」のような固定表現では「売上」が使いやすくなります。
「売り上げ」と「売上」は、一般向けの記事と会計・経営資料で表記が分かれやすい語です。
「売上高」「売上実績」のように、送り仮名のない形が定着している表現もあります。
この記事では、「売り上げ」「売上げ」「売上」の違いと、本文・会計項目・固定表現での使い分けを整理します。
3つの表記はどう使い分ける?
「売り上げ」は一般向け本文で使いやすい
普通の文章なら、
今月は売り上げが増えました。
店舗ごとの売り上げを確認します。
のように書けます。
送り仮名を残しているため、一般の読み手にも分かりやすい表記です。
「売上げ」も使える
途中の送り仮名を省いた、
売上げ
という形もあります。
組織の文書ルールで「売上げ」と定められている場合は、その表記に合わせます。
「売上」は会計・事務分野で使いやすい
送り仮名を省いた、
売上
という形も広く使われます。
たとえば、
- 売上金額
- 売上実績
- 売上管理
- 売上予測
などです。
会計資料や経営資料では特になじみやすい表記です。
本文と会計項目ではどう書き分ける?
本文では「売り上げ」
一般向けに説明するなら、
今年度は商品の売り上げが前年を上回りました。
と書けます。
会計項目では「売上」
表や見出しなら、
月間売上
売上実績
売上目標
のような形が使えます。
用途が違うため、同じページ内で両方使うこともできます。
「売上高」はどう書く?
「売上高」は、送り仮名を付けない形が定着しています。
そのため、
年間の売上高は1億円です。
と書きます。
一般向け本文で「売り上げ」を使っていても、
商品の売り上げが増え、年間売上高も前年を上回りました。
のように書けます。
同じ資料ではどう統一する?
同じ表の見出しで、
- 月間売り上げ
- 年間売上
- 部門別売上げ
と理由なく揺れると、統一されていない印象になります。
会計資料なら、
- 月間売上
- 年間売上
- 部門別売上
とそろえる方法があります。
一般向け記事なら、「売り上げ」にそろえる方法もあります。
動詞はどう書く?
動作を表す場合は、
商品を売り上げる。
のように書きます。
名詞で「売上」を使っているからといって、動詞まで機械的に同じ形へ合わせる必要はありません。
迷ったときの判断基準
| 場面 | 書き方の目安 |
|---|---|
| 一般向け本文 | 売り上げ |
| 組織指定表記 | 売上げなど指定に従う |
| 会計・事務項目 | 売上 |
| 固定表現 | 売上高 |
| 動詞 | 売り上げる |
一般向け文章では「売り上げ」、会計・事務上の項目では「売上」と整理すると分かりやすくなります。

