感嘆符「!」の後に別の文が続く場合は、1文字分空けるのが公用文の基本です。
たとえば、
急いでください! 締切は今日です。
のように書きます。
一方、
「危ない!」
のように、「!」の直後に閉じかぎ括弧「」」が続く場合は空けません。
つまり、「!」の後はいつでも一マス空けるのではなく、後ろに何が続くかで判断します。
「!」の後に別の文が続くなら1文字分空ける
文化庁の「公用文作成の考え方」では、「?」や「!」の後に文が続く場合、全角または半角1文字分空けるとされています。
新しい文が続く場合
たとえば、
気を付けて! 足元が滑りやすくなっています。
今すぐ確認してください! 締切は本日17時です。
のように書きます。
「!」で一つの文が終わり、その後に別の文が始まっているためです。
「!。」とはしない
気を付けて!。足元が滑りやすくなっています。
とはしません。
「!」自体が前の文の終わりを示しているため、その後に句点「。」を重ねる必要はありません。
感嘆符と句点の関係は、「!」の後に句点は必要?感嘆符と句点の使い分けで詳しく整理しています。
閉じかぎ括弧が続くなら空けない
感嘆符の後に閉じかぎ括弧が続く場合は、間を空けません。
会話文では「!」の直後に「」」を置く
たとえば、
「危ない!」
とします。
「危ない! 」
のように、「!」と閉じかぎ括弧の間へ空白を入れません。
文部科学省の点字表記資料でも、疑問符・感嘆符の後ろに閉じ符号が来る場合は、間を空けずに続ける扱いが示されています。これは点字の資料なので一般の墨字文章の直接ルールではありませんが、閉じ括弧直前では空けないという扱いの参考になります。
外側の文章が続く場合
「危ない!」と叫んだ。
のように書きます。
この場合も、
! → 」 → と
と続き、「!」と「」」の間には空白を入れません。
「!」の後に改行するなら空白は不要
感嘆符の後で改行する場合は、さらに一マス空ける必要はありません。
同じ行なら空ける
急いでください! 電車が出ます。
改行するならそのまま次の行へ
急いでください!
電車が出ます。
改行自体が文の区切りとして見えるため、「!」の後へ空白を追加する必要はありません。
タイトルや見出しでは末尾を空けない
タイトルや見出しが「!」で終わる場合も、その後に空白を足す必要はありません。
たとえば、
今すぐ確認!
というタイトルなら、そのまま「!」で終えます。
今すぐ確認!
のように末尾へ空白を入れる必要はありません。
タイトルの句点については、タイトルに句点は必要?記事・資料・文書での考え方で確認できます。
メールやWeb文章でも一マス空ける?
同じ行で「!」の後に別の文を続けるなら、公用文の考え方に合わせて1文字分空けると分かりやすくなります。
メール本文で続ける場合
ご注意ください! 受付時間は17時までです。
のように書けます。
改行するなら空けなくてよい
ご注意ください!
受付時間は17時までです。
のように、メールでは改行で区切る方法もあります。
Web文章でも、媒体独自のスタイルがある場合はそのルールを優先します。
全角スペースと半角スペースのどちら?
文化庁は、「?」「!」の後に文が続く場合、全角または半角1文字分空けるとしています。
日本語本文なら全角1文字分でもよい
たとえば、
注意してください! 次の案内を確認してください。
のように全角1文字分空けると、日本語本文では見た目がそろいやすくなります。
媒体ルールがあるならそちらを優先する
Webサイトや編集システムなどで半角スペースを使うルールなら、その指定に従います。
重要なのは、
!次の文
と詰めるのではなく、
! 次の文
のように、文の切れ目を分かりやすくすることです。
疑問符「?」の場合も基本は同じ
「?」も「!」と同様に、後ろへ別の文が続く場合は1文字分空けます。
たとえば、
本当に必要ですか? もう一度確認してください。
という形です。
疑問符については、疑問符「?」の後は一マス空ける?文章での空け方で詳しく整理しています。
迷ったときの判断基準
| 「!」の後に続くもの | 空け方 |
|---|---|
| 別の文 | 1文字分空ける |
| 閉じかぎ括弧「」」 | 空けない |
| 閉じ括弧「)」 | 空けない |
| 改行 | 追加の空白は不要 |
| タイトル・見出しの終わり | 空けない |
| 「!。」 | 通常は使わない |
| 媒体独自の指定 | 指定を優先する |
迷ったら、「!」の後に新しい文が同じ行で始まるかを確認します。
新しい文が続くなら、
! 次の文
と1文字分空けます。
閉じかぎ括弧が続くなら、
!」
と空けずに続けます。

