普通の日本語文章では「、」を使えば問題ありません。現在の公用文でも「、」が原則です。ただし、横書きでは「,」を使うこともでき、組織の表記ルールや論文などで「,」が指定されている場合はそれに従います。
たとえば一般的な文章なら、
ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
と書けば自然です。
一方、
ご協力を賜り,厚く御礼申し上げます。
という表記も、横書きの文書では使われることがあります。
大切なのは、どちらが絶対に正しいかではなく、文書のルールを確認し、同じ文書内で統一することです。
「、」と「,」はどう使い分ける?
普通の日本語文章では「、」
一般向けの記事、メール、案内文などでは、
日時、場所、持ち物をご確認ください。
のように「、」を使うのが自然です。
現在の公用文でも、読点には「、」を用いることが原則とされています。
特に指定がない文章なら、「、」を選べば迷いにくいでしょう。
横書きでは「,」を使うこともできる
横書きでは、
日時,場所,持ち物をご確認ください。
のように「,」を使うこともできます。
ただし、現在の公用文では「,」が基本というわけではありません。
文化庁の「公用文作成の考え方」では、「、」を原則としつつ、横書きでは「,」を用いてもよいとされています。
昔の公用文では「,」が使われていた?
以前の公用文では、横書きの句読点として、
,
.
を使うルールが示されていました。
その影響で、官公庁や学校、組織の文書では「,」を使う慣習が残っている場合があります。
しかし、現在は公用文のルールが見直され、横書きでも読点は「、」が原則になっています。
そのため、
公的な文書だから必ず「,」を使う
という考え方は、現在の原則とは一致しません。
先生や組織から「,」を使うよう指定されたら?
文書の提出先に表記ルールがあるなら、その指定を優先します。
たとえば、
ご協力を賜り,厚く御礼申し上げます。
と修正するよう指示された場合、その学校や組織が「,」を使う表記方針を採用している可能性があります。
一般ルールとしては「、」で問題なくても、提出物では指定された書式に合わせます。
論文では「、」と「,」のどちらを使う?
論文や研究資料では、分野・大学・学会によって句読点の指定が異なります。
たとえば、
- 「、」「。」
- 「,」「。」
- 「,」「.」
など、複数の組み合わせがあります。
そのため、論文を書く場合は一般的な日本語のルールだけで決めず、投稿規定・執筆要領・大学の指定を確認します。
指定がある場合は、そのルールが最優先です。
「,」と半角の「,」は同じ?
日本語文書で使われる、
,
は全角のコンマです。
一方、
,
は半角のカンマです。
見た目は似ていますが、文字幅が異なります。
日本語の文章内で句読点として「,」を使う場合は、文書の指定に従って全角を使うことが一般的です。
数字や英語の表記では、
1,000
Tokyo, Japan
のように半角カンマが使われます。
日本語の読点としての「,」と、数字・英文で使う「,」は分けて考えるとよいでしょう。
同じ文書で「、」と「,」を混ぜてもよい?
基本的には混在させません。
たとえば、
日時、場所,持ち物をご確認ください。
のように、同じ役割の読点を「、」と「,」で混ぜると表記揺れになります。
文化庁の「公用文作成の考え方」でも、横書きで「,」を用いる場合は、一つの文書内でどちらかに統一するとされています。
文書を書き始める前に、
読点は「、」に統一する
などと決めておくと安心です。
迷ったときの判断基準
| 場面 | 書き方の目安 |
|---|---|
| 一般向け文章 | 、 |
| メール・Web記事 | 、 |
| 現在の公用文 | 、が原則 |
| 横書きで組織指定あり | ,も可 |
| 論文・学術文書 | 執筆要領を確認 |
| 数字・英文 | , を使う場合がある |
特に指定がなければ「、」を使い、提出先や組織から「,」の指定がある場合だけそのルールに合わせると考えると分かりやすくなります。
また、「、」と「,」は同じ文書内で混ぜず、どちらかに統一します。

