コロン「:」は、「項目とその内容」や「語とその説明」を区切るときに使えます。
たとえば、
日時:10月20日午後2時
場所:第1会議室
注:申込後の変更はできません。
のような書き方です。
文化庁の「公用文作成の考え方」でも、「:」は項目と内容・説明などを区切る符号として例示されています。
コロンは項目と内容を区切るときに使う
代表的なのは、項目名の後に具体的な内容を書く形です。
住所:東京都千代田区……
対象者:18歳以上の方
必要書類:申込書、本人確認書類
「A:B」としたとき、Aが項目、Bがその内容という関係になります。
文化庁も、
住所:東京都千代田区……
のような使用例を示しています。
また、
注:第31条の書き誤りを指す。
のように、語とその説明を区切る用途にも使えます。
普通の文章では無理にコロンを使わない
コロンを使わなくても自然に書ける場合は、通常の文章にして構いません。
たとえば、
申込期限:10月31日
は、
申込期限は10月31日です。
とも書けます。
一覧として簡潔に見せたいならコロン、文章として説明したいなら助詞や句点を使う、と考えると分かりやすいでしょう。
会議を開催します:参加してください。
のように文と文を無理につなぐより、
会議を開催します。参加してください。
とした方が自然な場合もあります。
コロンの前後は空ける?
日本語文章では、
日時:10月20日
のように、前後を空けずに書く形で問題ありません。
文化庁は、コロンについて「前後を必ず何文字空ける」といった一律の規則を示していません。
そのため、
日時 : 10月20日
のような書式を組織や媒体が指定している場合を除き、空白を入れることにこだわる必要はありません。
コロンと中黒「・」は役割が違う
コロンと中黒は、どちらも文字の間に置かれますが、示す関係が異なります。
コロンは「項目と内容」
日時:10月20日
では、「日時」の具体的な内容が後ろに続いています。
中黒は「並列」
東京・大阪・福岡
では、三つの語が同じ立場で並んでいます。
つまり、
A:B
は「Aの内容がB」、
A・B
は「AとBを並べる」
という違いがあります。
中黒については、中黒「・」はいつ使う?並列・区切りの書き方で詳しく整理しています。
コロンを使うときは文書内でそろえる
同じ種類の項目なら、区切り方を統一します。
たとえば、
日時:10月20日
場所:第1会議室
担当:営業部
のようにそろえます。
同じ一覧で、
日時:10月20日
場所 第1会議室
担当/営業部
のように記号を理由なく変えると、項目同士の関係が分かりにくくなります。
文化庁も、各種の符号を使う場合は文書内で用法を統一し、むやみに多用しないよう示しています。
コロンの使い方をまとめると
| 書き方 | 判断 |
|---|---|
| 日時:10月20日 | 使える |
| 住所:東京都千代田区… | 使える |
| 注:○○を指す。 | 使える |
| 項目と内容を区切る | コロンが使いやすい |
| 語と説明を区切る | コロンが使える |
| 普通の文と文を区切る | 句点などを使う方が自然な場合がある |
| 前後に必ず空白を入れる | 一律のルールではない |
| 同じ一覧で記号が混在する | 原則として統一する |
コロン「:」は、「前に項目や語、後ろにその内容や説明」という関係を示すときに使うと分かりやすい記号です。
迷ったら、
日時:10月20日
のように、前後が「項目名→内容」の関係になっているかを確認すると判断しやすくなります。

