セミコロン「;」は日本語で使える?書き方と使いどころ

句読点・記号の書き方

セミコロン「;」を日本語で使うこと自体はできますが、一般的な日本語文章では、句点「。」や読点「、」ほど基本的な記号ではありません。

特に通常の文章なら、

内容を確認しました。問題はありません。

のように句点で分ければ十分なことが多く、無理に、

内容を確認しました;問題はありません。

とする必要はありません。

公用文でも、文化庁は句点「。」と読点「、」を基本とし、セミコロンについて個別の標準的な用法を示していません。その他の符号を使う場合は、文書内で用法を統一し、濫用を避けるという考え方です。

日本語ではセミコロンを必ず使う場面はない

英語ではセミコロン「;」に明確な句読法がありますが、そのルールをそのまま日本語へ当てはめる必要はありません。

文化庁の「公用文作成の考え方」では、

  • 句点は「。」
  • 読点は「、」
  • その他の符号は必要に応じて使う

という整理になっています。

セミコロンは、コロン「:」や中黒「・」のように具体的な使用例が示された基本的な符号には含まれていません。

そのため、一般的な日本語文なら、まず句点や読点で表現できないかを考えるのが分かりやすいでしょう。

セミコロンが使われることがある場面

日本語文でも、専門的な文書や外国語の表記形式を引き継ぐ場面ではセミコロンが現れることがあります。

複雑な項目を区切る

各項目の内部ですでに読点やコンマを使っている場合に、より大きな区切りとしてセミコロンを使う形式があります。

たとえば英語では、

Tokyo, Japan; Paris, France; Rome, Italy

のような書き方があります。

ただし、日本語なら、

日本の東京、フランスのパリ、イタリアのローマ

など、別の書き方で整理できる場合が多くあります。

学術・技術分野の表記に従う

論文、参考文献、技術資料などでは、投稿規程や分野独自のスタイルによってセミコロンを使うことがあります。

この場合は、一般的な日本語文章のルールではなく、その媒体の執筆要領を優先します。

普通の日本語文では句点や読点を優先する

セミコロンを使わなくても自然に書ける場合は、句点や読点に置き換える方が読みやすくなります。

文を分けるなら句点

申込みを受け付けました。結果は後日お知らせします。

とすれば、二つの文の関係が明確です。

一文の中を区切るなら読点

内容を確認し、担当者へ連絡してください。

のように書けます。

日本の特許文献について特許庁の調査資料でも、コロンやセミコロンは文の区切りとしてほとんど使用されないとされています。

一般的な日本語文章では、セミコロンを積極的に使わなくても困る場面は多くありません。

コロン「:」とは役割が違う

コロン「:」は、日本語でも、

日時:10月20日
場所:第1会議室

のように、項目と内容を区切る用途があります。

文化庁も、コロンについては具体的な使用例を示しています。

一方、セミコロンには、公用文で同じような標準的使用例は示されていません。

そのため、

日時;10月20日

のように、コロンの代わりとして使うのは避けます。

コロンについては、コロン「:」はどう使う?日本語文章での基本ルールで詳しく整理しています。

セミコロンを使うなら文書内で統一する

専門文書などでセミコロンを使う場合は、同じ役割に同じ記号を使います。

たとえば、ある項目では「;」、別の項目では「:」、さらに別の項目では「/」というように、理由なく記号を変えるのは避けます。

文化庁も、その他の符号を使う場合は、文書内で用法を統一し、濫用を避けるよう示しています。

セミコロンの使い方をまとめると

場面判断
一般的な日本語文無理に使う必要はない
文を区切る句点「。」をまず検討
一文の途中を区切る読点「、」をまず検討
項目と内容を示すコロン「:」が使いやすい
学術・技術文書投稿規程・媒体ルールを確認
外国語表記をそのまま扱うセミコロンを使う場合がある
文書内で使う用法を統一する

セミコロン「;」は日本語で使えない記号ではありませんが、一般的な文章で積極的に使う必要もありません。

迷ったら、まず、

「。」で文を分けられないか
「、」で十分ではないか

を確認します。

専門分野や媒体の指定がある場合に、そのルールに従って使うのが安全です。

参考資料・参考サイト

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