波ダッシュ「〜」と長音「ー」はどう使い分ける?

句読点・記号の書き方

波ダッシュ「〜」と長音符「ー」は別の記号です。範囲や幅を示すなら「〜」、カタカナ語などで音を長く伸ばすなら「ー」を使います。

たとえば、

10〜20人
午前9時〜午後5時

では波ダッシュを使います。

一方、

ゲーム
コンピューター
グループ

の「ー」は長音符です。

見た目が似ていても、入れ替えて使う記号ではありません。

波ダッシュ「〜」と長音符「ー」の使い分け

「〜」と「ー」は、何を表したいかで使い分けます。

範囲や幅を示すなら「〜」

波ダッシュは、数字などの始点と終点をつないで、範囲や幅を示す表記に使われます。

たとえば、

10〜20人
1〜5ページ
9時〜17時

のような形です。

官公庁の資料でも、数値の範囲を波形の記号でつなぐ表記が使われています。

ただし、申請書や入力フォームなどで使用する記号が指定されている場合は、その指定を優先します。

長く伸ばす音を書くなら「ー」

長音符「ー」は、主にカタカナ語の長音を書き表すために使います。

文化庁の「外来語の表記」では、長音は原則として長音符号「ー」を用いて書くとされています。

たとえば、

エネルギー
オーバーコート
グループ
ゲーム
テーブル
パーティー

のように使います。

そのため、

ゲ〜ム
コンピュ〜タ〜

のように、波ダッシュを通常の長音符の代わりに使うのは避けます。

間違えやすい「〜」と「ー」の使い方

波ダッシュと長音符は、見た目が近いため入力時に混同しやすい記号です。

「〜」と「ー」は文字としても別

「〜」と「ー」は、役割だけでなく文字としても別です。

特許庁の文字一覧でも、

ー 長音記号
~ 波ダッシュ

として別々に掲載されています。

そのため、

10ー20人

のように長音符で範囲を示したり、

コーヒ〜

のように波ダッシュで通常の長音を書いたりするのは避けます。

「ありがとう〜」の「〜」は通常の長音とは別

メールやSNS、会話調の文章では、

ありがとう〜
そうなんだ〜

のように、「〜」を使って声が伸びる感じを表すことがあります。

これは、

コーヒー
タクシー

のような語そのものの長音を示す「ー」とは別の表現上の使い方です。

正式な文書や通常の語句では、標準的な表記に合わせて長音符「ー」を使います。

入力するときは似た記号で代用しない

「〜」と「ー」は、見た目だけで近い記号を選ぶのではなく、用途に合った文字を入力します。

範囲なら、

10〜20

長音なら、

コンピューター

とします。

システムやフォームによっては、使用できる文字が指定されていることもあります。その場合は、見た目より入力ルールを優先します。

波ダッシュと長音符の使い分けをまとめると

表記主な役割例
〜範囲・幅などを示す10〜20人
ー長い音を表すゲーム
10ー20長音符を範囲に使っている避ける
ゲ〜ム波ダッシュを通常の長音に使っている避ける
ありがとう〜会話調で音を伸ばす表現媒体によって使われる

「範囲をつなぐなら『〜』、カタカナ語の音を伸ばすなら『ー』」と覚えると区別しやすくなります。

通常の語の長音には「ー」を使い、「〜」は範囲や表現上の伸びなど、別の用途として扱います。

参考資料・参考サイト

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