普通の日本語文章では「。」を使えば問題ありません。現在の公用文でも、句点には「。」を使うのが原則です。
一方、
これは実験結果である.
のように「.」を使う文書もあります。
この表記は、論文・技術文書・学会資料などで採用されることがありますが、一般的な日本語文章で自由に「。」と置き換える必要はありません。
この記事では、「。」と「.」を文書の種類によってどう使い分けるかを整理します。
「。」と「.」はどう使い分ける?
一般的な日本語文章では「。」
普通の文章なら、
申込期限は5月10日です。
詳細は担当者までお問い合わせください。
のように「。」を使います。
Web記事、メール、案内文、ビジネス文書などで特別な指定がなければ、「。」を使えばよいでしょう。
現在の公用文でも、句点には「。」を用いるのが原則です。
論文・技術文書では「.」を使う場合がある
分野や投稿規定によっては、
実験結果を表1に示す.
のように、句点として全角ピリオド「.」を使うことがあります。
これは文章全般のルールというより、学会・大学・組織ごとの表記方針によるものです。
論文を書く場合は、一般的な日本語の書き方よりも、投稿規定や執筆要領を優先します。
公用文では「.」を使う?
現在の公用文では、
句点=。
が原則です。
したがって、
公的な文書だから「.」を使う
という考え方ではありません。
以前の横書き公用文では「,」と「。」の組み合わせが示されており、現在も句点については「。」が基本です。
論文では「。」と「.」のどちらを書く?
論文では、所属先や投稿先のルールを確認します。
「、」「。」を使う場合
人文系などを含め、一般的な日本語の句読点を使う文書では、
本研究では、次の方法を用いた。
と書きます。
「,」「.」を使う場合
理工系の論文や一部の学会では、
本研究では,次の方法を用いた.
のように、
- 読点=,
- 句点=.
と指定される場合があります。
どちらが絶対的に正しいというより、提出先の執筆要領に合わせることが重要です。
「.」と半角の「.」は同じ?
見た目は似ていますが、文字幅が異なります。
.
は全角ピリオド、
.
は半角ピリオドです。
日本語の論文などで句点として「.」を指定されている場合は、全角を使うことがあります。
一方、英文では、
This is a sentence.
のように半角の「.」を使います。
数字でも、
3.14
のように小数点として半角ピリオドを使います。
日本語文の句点としての「.」と、英文・数字で使う「.」は分けて考えると分かりやすくなります。
同じ文書で「。」と「.」を混ぜてもよい?
同じ役割の句点としては、混在させない方がよいでしょう。
たとえば、
結果を確認した。次に考察を行った.
のように混ぜると、表記揺れに見えます。
文書を書く前に、
- 一般文書なら「。」
- 指定のある論文なら「.」
のように決めておくと統一できます。
ただし、本文の句点は「。」でも、英文や数値の中で半角ピリオド「.」を使うことはあります。
これは用途が違うため、表記揺れではありません。
迷ったときの判断基準
| 場面 | 書き方の目安 |
|---|---|
| 一般向け文章 | 。 |
| メール・Web記事 | 。 |
| 現在の公用文 | 。 |
| 論文・学術文書 | 執筆要領を確認 |
| 「,」「.」指定の論文 | . |
| 英文 | . |
| 小数点 | . |
特に指定がなければ「。」を使い、論文・学会・組織から「.」の指定がある場合だけその表記に合わせると判断しやすくなります。
「。」と「.」を同じ日本語本文の句点として理由なく混在させないことも大切です。

