一般的な横書きのビジネス文書では、日付は文書上部の右側に置くのが基本的な型です。
たとえば、
2026年10月10日
株式会社○○
営業部 ○○様株式会社△△
営業部 山田太郎○○説明会開催のお知らせ
のように、
- 日付
- 宛名
- 発信者
- 件名
という順で配置する形があります。
ただし、すべての文書で日付を必ず右寄せにする、という全国共通の絶対ルールではありません。 指定様式や申請書などは、その書式に従います。
一般的な横書き文書では日付を右上に置く
通知、案内、依頼などの横書き文書では、日付を上部右側へ配置する書式がよく使われます。
日付は文書の上部右側
法務省の「社内文書の基本」では、通知書の例として、文書番号と日付を右上に配置しています。
また、文化庁の「公用文の書き方資料集」に収録された書式例でも、
文書記号番号は右上
年月日はその下
という配置が示されています。
そのため、一般的なビジネス文書を一から作るなら、
2026年10月10日
のように上部右側へ置く形が一つの基本になります。
「右側」と「完全な右端」は同じではない
実際の公文書作成要領では、
用紙の中央やや右から書き出す
文書の右上に書く
など、表現が組織によって異なります。
そのため、「用紙の右端ぎりぎりまで寄せなければならない」と考える必要はありません。
文書全体の余白や発信者名との位置関係を見ながら、上部右側にそろえます。
日付の下には宛名・発信者・件名を置く
日付だけを見るのではなく、文書上部全体の並びで考えると配置しやすくなります。
宛名は日付より下の左側
一般的な往復文書では、
2026年10月10日
株式会社○○
営業部 ○○様
のように、日付の後に宛名を置きます。
文化庁の旧来の公文書書式資料でも、年月日の下に宛先を左寄りに置く形が示されています。
宛名と日付の上下関係は、宛名と日付はどちらが上?ビジネス文書の配置順で詳しく整理します。
発信者は宛名より右側
宛名の次に、
株式会社△△
営業部 山田太郎
のように発信者を右側へ置く形があります。
法務省の教材や公文書の書式例でも、発信者を右側へ配置する例が確認できます。
発信者の位置については、発信者名はどこに書く?ビジネス文書の位置で詳しく解説します。
件名はその下に独立して置く
日付・宛名・発信者の下には、
○○説明会開催のお知らせ
などの件名を置きます。
一般的な文書では、件名を本文とは分けて、目立つ位置に配置します。
件名の配置は、件名は中央揃え?ビジネス文書のタイトル配置で詳しく整理します。
日付は何の日を書く?
位置とあわせて確認したいのが、どの日付を書くかです。
一般には文書を発信する日を書く
法務省の「社内文書の基本」では、
文書を発信する日を入れる
と説明されています。
また、公的機関の文書管理規程でも、発信日付を記載することが定められている例があります。
そのため、一般的な通知・案内文なら、文書を作成し始めた日ではなく、実際に発信する日を記載するのが基本です。
指定様式では欄の意味を優先する
一方、申請書などには、
申請日
作成日
記入年月日
報告日
など、日付欄の意味が指定されていることがあります。
その場合は「ビジネス文書だから右上」という一般論ではなく、様式の指示に従います。
日付を左側に書く文書もある
日付を右側へ置く書式は一般的ですが、すべての公的文書が同じ配置ではありません。
文書の種類によって配置が異なる
たとえば、須崎市の文書書式では、一般的な文書とは別の「令達文書」について、年月日を本文下の左側から書き出す書式が定められています。
つまり、
日付は必ず右
ではなく、
一般的な通知・案内などの横書き往復文では右上型がよく使われる
と理解するのが正確です。
法令・指定様式はその書式を優先する
申請書、届出書、契約関係の様式などでは、日付欄があらかじめ決まっています。
たとえば、
令和 年 月 日
という欄が左側にあれば、その位置へ記入します。
独自に右上へ日付を追加する必要はありません。
ビジネス文書上部の基本配置
一般的な社外向け横書き文書なら、次のような形を一つの目安にできます。
2026年10月10日
株式会社○○
営業部 ○○様株式会社△△
営業部 山田太郎○○説明会開催のお知らせ
平素は……
上から見ると、
日付
上部右側に置きます。
宛名
日付より下の左側に置きます。
発信者
宛名の下または対応する位置の右側に置きます。
件名
発信者の下に、本文から区別できるよう配置します。
この四つの位置関係を押さえておけば、一般的な案内・通知文書の上部を組みやすくなります。
社内文書では簡略化する場合がある
社内通知などでは、社外向け文書より書式を簡略化することがあります。
法務省の教材でも、社内文書は社外文書より儀礼的な部分を省略できると説明されています。
必要な情報は残す
簡略化しても、
- 発信日
- 宛名
- 発信者
- 件名
など、誰から誰へ、何について出された文書なのかが分かる情報は残します。
社内テンプレートがあれば優先する
会社によっては、
日付:右上
宛名:左上
発信者:右上
などのテンプレートが決められています。
その場合は一般的な書式より、社内の指定を優先します。
件名はどこに置く?
親記事として押さえておきたいのは、日付・宛名・発信者より後に件名を置く形が一般的だという点です。
たとえば、
2026年10月10日
株式会社○○ 御中
株式会社△△価格改定のお知らせ
という流れです。
「中央に置くのか」「左から書くのか」は、文書作成要領によっても違いがあります。
詳しくは、件名は中央揃え?ビジネス文書のタイトル配置で確認できます。
また、件名そのものを、
○○の件
とする必要があるかについては、件名に「の件」は必要?文書タイトルの付け方で整理します。
迷ったときの判断基準
| 項目 | 一般的な横書き文書の目安 |
|---|---|
| 日付 | 上部右側 |
| 宛名 | 日付の下・左側 |
| 発信者 | 宛名より右側 |
| 件名 | 宛名・発信者の下 |
| 本文 | 件名の下 |
| 日付の内容 | 原則として発信日 |
| 指定様式がある | 指定位置を優先 |
| 社内テンプレートがある | 社内ルールを優先 |
一般的な通知・案内などを一から作るなら、日付は上部右側に置く形を基準にするとよいでしょう。
ただし、文書の種類や指定様式によって配置は変わります。
「日付は絶対に右」と覚えるのではなく、一般往復文の基本型は右上、指定様式はその書式に従うと考えると判断しやすくなります。

