ダッシュとハイフンは、見た目が似ていますが用途が異なります。
ダッシュ「―」は、
文の流れを切る
間を置く
発言の中断を示す
といった文章上の記号です。
一方、ハイフン「-」「-」は、
数字や語をつなぐ
区切りを示す
といった用途で使われます。
そのため、文章中で間を表したい場面にハイフンを代用したり、番号の区切りにダッシュを使ったりせず、役割に合わせて使い分けます。
ダッシュとハイフンは別の記号
文化庁の「公用文作成の考え方」では、
― ダッシュ
- ハイフン
として別々の符号として扱われています。
見た目の長さが近い場合があっても、同じ記号ではありません。
ダッシュ「―」は文章の流れを切るときに使う
ダッシュは、文章の途中で間を置いたり、発言の中断を示したりする用途があります。
文の流れをいったん切る
たとえば、
結論は一つです――今回は実施しません。
のように、前後の流れをいったん切って後半を目立たせることができます。
文化庁も、ダッシュについて「文の流れを切り、間を置く」と説明しています。
発言の中断や言いよどみを示す
会話文では、
「それは――」
のように、発言が途中で止まったことを示す使い方があります。
ダッシュを1本にするか2本にするかは媒体によって異なるため、詳しくはダッシュ「―」は1本?2本?文章での基本的な使い方で整理しています。
ハイフンは数字や語をつなぐときに使う
ハイフンは、文章の流れを切る記号ではなく、複数の要素をつなぐ用途で使われます。
数字の区切りに使う
文化庁の資料では、ハイフンの例として、
100-8959
のような数字の表記が挙げられています。
郵便番号など、数字のまとまりを分ける役割です。
外国語表記などで語をつなぐ
アルファベットの語では、
well-known
のように、複数の語を結び付けるためにハイフンが使われることがあります。
この場合も、文章の「間」を表すダッシュとは役割が異なります。
見た目だけで判断しない
ダッシュとハイフンは、フォントや入力環境によって似て見えることがあります。
ダッシュは長い線
一般に、
―
のような比較的長い線がダッシュです。
ハイフンは短い線
ハイフンは、
または、
-
のように表示されます。
ただし、実際の見え方はフォントによって変わります。
そのため、線の長さだけを見るのではなく、何のために使っている記号なのかで判断する方が確実です。
ダッシュをハイフンで代用しない
文章中でダッシュを使いたい場合に、
結論は一つです–今回は実施しません。
のように半角ハイフンを2個並べることがあります。
入力環境によっては見かける形ですが、
—
はダッシュ「―」そのものではありません。
通常の日本語文章でダッシュを使うなら、
―
――
と、ダッシュ記号を入力する方が表記として明確です。
ハイフンをダッシュで代用しない
反対に、数字を区切る場面で、
100―8959
のようにダッシュを使うのも、記号の役割が異なります。
数字などをつなぐ用途ならハイフンを使います。
特に郵便番号・電話番号・コードなどは、指定された形式がある場合、その表記に従います。
ダッシュとハイフンの入力は文字そのものを確認する
似た線記号には、
- ダッシュ「―」
- ハイフン「-」「-」
- マイナス「−」
- 長音符「ー」
などがあります。
見た目が似ていても、文字コードや用途は異なります。
たとえば、
メール
の「ー」は長音符であり、ダッシュやハイフンではありません。
記号を使うときは、見た目だけで近いものを選ばないようにします。
マイナスとの違いは別に考える
ハイフンとマイナスも見た目が似ていますが、役割は異なります。
ハイフンは要素をつなぐ記号ですが、マイナスは、
−5
10−3
のように、負の数や減算を表します。
ハイフンとマイナスの違いについては、ハイフンとマイナスはどう使い分ける?入力・表記の基本で詳しく整理します。
ダッシュとハイフンの違いをまとめると
| 記号 | 主な用途 |
|---|---|
| ― | ダッシュ。文の流れを切る、間を置く |
| ―― | ダッシュを2本重ねた形 |
| – / - | ハイフン。数字や語をつなぐ |
| − | マイナス。負の数・減算 |
| ー | 長音符。カタカナ語の長音を示す |
ダッシュとハイフンは、線の長さだけでなく役割が違います。
文章の途中で間を置くなら、
―
数字や語をつなぐなら、
-
と考えると区別しやすくなります。
指定された入力形式がある場合は、その記号を優先します。

