三点リーダー「……」と「・・・」はどう違う?表記ルール

句読点・記号の書き方

「……」と「・・・」は、見た目が似ていても別の記号です。文章の続きや省略などを示すなら、三点リーダー「…」を使います。

……
・・・

は同じ表記ではありません。

「……」は三点リーダー「…」を2個並べたものです。一方、「・・・」は中黒「・」を3個並べたものです。

文化庁の「公用文作成の考え方」でも、「…」は「3点リーダー」、「・」は「ナカテン」として別々の符号として扱われています。

「……」と「・・・」は使っている記号が違う

最も大きな違いは、構成している文字そのものです。

「……」は三点リーダー

「…」は、三つの点がまとまって一つの文字になった記号です。

…

これを2個並べると、

……

となります。

文化庁は「…」を「3点リーダー」と呼び、続くものの存在を示す場合などに使うとしています。

「・・・」は中黒を3個並べたもの

「・」は中黒(ナカテン)です。

・

これを3個入力すると、

・・・

になります。

中黒は、三点リーダーとは別の符号です。

文化庁では中黒について、並列する語、外来語や人名の区切り、箇条書きの冒頭などに用いるとしています。

文章の続きを示すなら「…」を使う

文章の一部を省いたり、後に続くものがあることを示したりする場合は、三点リーダーを使います。

たとえば、

牛、馬、豚、鶏…

のような形です。

文化庁も、この例を三点リーダーの使用例として示しています。

「・・・」は中黒を並べただけなので、三点リーダーを表したい場面では、

・・・

ではなく、

…

または

……

とする方が記号の種類を明確にできます。

中黒「・」は語の区切りなどに使う

中黒は、三点リーダーとは用途が異なります。

並列する語を区切る

たとえば、

赤・緑・青

のように使います。

文化庁の資料でも、

光の三原色は、赤・緑・青である。

という例が示されています。

外来語や人名を区切る

たとえば、

ケース・バイ・ケース

マルコ・ポーロ

のような使い方です。

この「・」を複数並べても、記号として三点リーダーになるわけではありません。

「……」は必ず2個でなければならない?

「……」と「・・・」の違いと、三点リーダーを何個使うかは別の問題です。

文化庁の資料では、

牛、馬、豚、鶏…

という1個の例と、

……

と2個重ねる形の両方が示されています。

そのため、

「……」なら正しい
「…」1個なら誤り

という一律のルールではありません。

小説や出版物では「……」に統一する編集方針もありますが、一般的な文章すべてに共通する絶対ルールとは分けて考えます。

詳しくは、三点リーダーは「…」1個?2個?正しい表記と使い方で整理しています。

入力するときは「…」を選ぶ

三点リーダーを使いたい場合は、中黒を3回入力するのではなく、「…」という一つの記号を入力します。

たとえば、

まだ決まっていません……

と書きたい場合に、

まだ決まっていません・・・

と置き換えないようにします。

見た目が似ていても、文字データとしては異なります。

使用するフォントによって点の位置や間隔の見え方が変わることはありますが、「…」と「・」が同じ文字になるわけではありません。

文書内では表記を統一する

三点リーダーなどの符号について、文化庁は、用いる場合には慣用に倣い、文書内で用法を統一するとしています。

たとえば、

そうですね…。
まだ分かりません・・・
どうでしょう……。

のように理由なく混在させるより、三点リーダーを使うと決めたなら、

…
または
……

のどちらかにそろえる方が分かりやすくなります。

出版社や会社などに指定の表記ルールがある場合は、そのルールを優先します。

「……」と「・・・」の違いをまとめると

表記記号主な扱い
…三点リーダー1個続くものの存在などを示す
……三点リーダー2個三点リーダーを2個重ねた形
・中黒語の並列・区切りなどに使う
・・・中黒を3個並べた形三点リーダーとは別
三点リーダーを使いたい「…」を入力する「・・・」で代用しない方が明確

文章の続きを示す記号として使いたいなら、「・・・」ではなく三点リーダー「…」を使います。

「……」とするか「…」1個とするかは媒体のルールによって変わりますが、「…」と「・」はそもそも別の記号という点を押さえておけば迷いにくくなります。

参考資料・参考サイト

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